教科研五月集会のご案内 

 今回の大震災による諸困難のため、3月26日開催予定の教科研三月集会を、五月集会として5月8日に延期して開催をさせて頂きます。皆様には異変ご迷惑をおかけいたしますがふるってご参加くださいますようお願いします。
 この集会は今年八月開催の教科研東京大会に直接つながる重要な集会であり、また今回の東日本大震災によって引き起こされた膨大な人命の喪失と危機、日本社会の危機に私たち教育関係者が如何に向かい合うかを議論しあう最初の全国集会ともなります。
 九〇年代半ばからの新自由主義政策は、「自己責任」を個々人に背負わせられる格差・貧困社会を出現させ、学校と教育は、生き残りをかけた競争の過程へと組み替えられてきました。地域は人間が支え合って生きる基盤としての力を深く奪われてきました。今回の大震災の危機は、そういう社会の脆弱さで倍加されて日本社会を襲っています。原発の破壊による危機も底知れぬ不安を拡大しています。
 本集会では、今私たちがこの危機を如何に乗り越えるか、そのためにどういう教育のあり方が求められるかを議論し、あわせて、東京大会の一つの焦点となる東京の新自由主義教育改革の一五年を検証し、大会への課題を検討します。

教科研5月集会
日程 5月8日(日)一〇時ー一四時三〇分
会場 明治大学駿河台校舎研究棟四階第一会議室(JR中央線御茶ノ水駅徒歩五分、リバティータワー三階南奥側の渡り廊下を進む)
教育と社会のありようを考える
  ①大震災の社会的な危機に向かいあうなかで
  ②東京の新自由主義教育改革を検証する
発題佐貫浩(教科研委員長)「大震災の危機の中で、教育と社会のありようを考える」
特別報告(報告者未定)「大震災被災地から」
報告① 児玉洋介(都教組委員長)「東京の新自由主義『教育改革』を検証する」
報告② 宮下聡(東京・中学校教員)「学校の現場から」
報告③ 原田節子(東京・小学校教員)「学校の現場から」

*大震災に関する被災地報告、各種取り組み、意見を募集し当日配布します。
教科研メール〈kyoukaken@nifty.com〉へお送りください。1600字以内かA四一頁のワード添付ファイルで。4月末締め切り。
大会準備会(一四時三〇ー一六:三〇)


◇分科会世話人打ち合わせ(準備会終了後)
*なお教科研全国委員会を五月七日一四時ー一七時に開催します。(会場は法政大学冨士見坂校舎三階)