緊急研究集会おしらせ 『わくわく原子力ランド』が描いた原子力発電の世界

緊急研究集会
『わくわく原子力ランド』が描いた原子力発電の世界
原発副読本分析と私たちの学習指導づくり〜

呼びかけ人:梅原利夫(和光大学)・小島昌夫(教育科学研究会会員)・
三石初雄(東京学芸大学

3.11複合大災害は現在も進行中であり、私たちは鎮痛な面持ちでこの事態を見守り、かつできるところから様々な行動を起こしてきました。
この大災害のうちで重大な人災は、原子力発電の大事故の進行です。これまで原発の危険性については少なくない警告があったにもかかわらず、全体としては電力会社・原子力推進関係団体・国家による「安全神話」の方が世論を圧倒し、国民レベルでこの問題に真剣に向き合うことがおろそかになっていたのではないでしょうか。
加えて教育の実践と研究に携わる者として看過できないのは、この「安全神話」を学校教育で支える役割を持たされて、副読本『わくわく原子力ランド』『チャレンジ!原子力ワールド』(文部科学省経済産業省資源エネルギー庁)の発行と配布と実践の普及が行われてきたことです。
それを使った実践が全国的に広がっていたとは言えないまでも、副読本が描く原発のとらえ方の基調(トーン)が学校現場の底流を覆っていたことは否めないでしょう。そして私たち自身、そうした動きに対して有効な手立てが取れていなかったことは、率直に反省しなければなりません。
こうした問題意識に立って、緊急ではありますが、研究集会を開催することにいたしました。
共鳴してくださる方がたにお集まりいただき、自由闊達な話し合いができますよう期待します。

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とき : 2011年6月4日(土)午後1時〜5時
ところ : 東京学芸大学・教員養成カリキュラム開発研究センター・2F会議室
JR中央線国分寺駅又は武蔵小金井駅下車、徒歩15分>
<バス、武蔵小金井駅北口 ⑤小平学園行き、「学芸大正門」下車>

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○問題提起:「私の分析と提案」梅原利夫、小島昌夫、三石初雄氏ら
参加者の自発的な提起を期待しています
○意見交換と今後の進め方

副読本を用意いたします。参加費は無料です。
*この案内を広げていただければ幸いです。
問い合わせ先:三石初雄 hatsuoアットマークu-gakugei.ac.jp

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※なお、参考資料として、以下のページの資料を使用します。

「なるほど!原子力 A to Z」(資源エネルギー庁 原子力発電立地対策・広報室)
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1238741/www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/pamphlet/index.html

「小学生向け副読本(①小学生用②教師用)」と、
「中学生向け副読本(③中学生用④教師用)」
の計4冊について、分析と学習指導作りを考えます。